ちよっと気になるパワースポット
 二見の松下社「蘇民森」  

 
 

日本の巨樹は樹種が豊かで世界有数だ。中でも緑の季節にそびえ立つ松下社の巨樹、大楠に出会ってパワーをもらおう。戸田家より車で約10分。
二見浦の松下社は神宮方向から流れる五十川派流で伊勢湾に近く、国道42号線の道路沿いに鎮座し蘇民の森と呼ばれている。また、三重県指定天然記念物の大楠があり、最近パワースポットといって若い人たちがたくさん訪れます。


パワースポット大楠

パワースポット大楠

大楠は落雷により根元まで二つに裂け幹の中心はえぐれて空洞化して焼け焦げて炭化している。しかし見上げると新しい枝を伸ばし悠々とそびえたっている姿に巨樹の恐るべきパワーを感じる

樹齢は二〇〇〇年とも言われているが、その風格は幽遠な蘇民の伝説を秘めた神社によく適応し、より一層の荘厳さを漂わせている。~看板より~  

民将来子孫家門

桃符(とうふ)に榊、柊、裏白、ゆずり葉、榊、神垂(しで)で飾った松下社の注連縄


松下社社殿



<松下社>
江戸時代に発刊の「伊勢参宮名所図会」には蘇民将来社として載っておりました。また古くから陰陽師、安部清明が歓請されたとも伝えられ、このお社の森を「清明森」とも「蘇民森」とも称してきました。明治三年から現在の「松下社」という呼び方になりました。

松下社絵馬堂
外壁には願い事が沢山かけられている
 

伊勢の風習 <松下社の注連縄と桃符について>

伊勢志摩地方には「蘇民将来子孫家門」と書いた木札(桃符)を門ぐさへ注連縄とともに懸ける風習があります。これは「蘇民将来」の言い伝えから、素盞鳴尊の教えにしたがい、蘇民将来の子孫の家であることを示すことによって禍がもたらされないという意味が込められています。
毎年十二月十六日に松下社にて頒布始祭が行われ、悪疫退散、厄除開運、家内安全の守護札とし、また縁起物として家門にかかげて、一年を通じ祭り飾られる様になったのです。近年では、簡略化され「笑門」と書かれる木札が伊勢市内でも多く見られる様になりましたが、これも笑う門に福来たるが始まりとか。

 
蘇民将来のはなし (松下社の栞 抜粋)
昔、スサノオノミコトが南の国へ行く途中、暴風雨にあって非常に困り、一夜の宿をさがした。そこには、裕福な巨旦将来と貧しい蘇民将来という兄弟が住んでいた。裕福であった兄の巨旦が宿することを拒み、慈悲の心厚い貧しい弟の蘇民が尊を温かく迎えて一夜の宿を貸し、粟の粗飯を差し上げた。
尊はアサハの国から疫病が来ることを察し、蘇民に茅輪を作って家に懸けさせた。翌日になると風雨はおさまり上天気になったが、蘇民の家を除いて、一村みんな疫病にやられてしまった。尊は別れる時、これからも難、禍いを免れるために、蘇民将来子孫としるして「まぐさ」に懸けるように仰せられた。そして現在もそのことをまもっている。